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2013年5月29日

日韓定期戦2013  男女ともに韓国に敗れる

28日に2年ぶりとなる日韓定期戦が開催されました。
会場は韓国・ソウルのSKハンドボール競技場。
外は小雨が降る肌寒い天気でしたが、試合開始時間が近づくにつれて、会場内に熱気がこもってきました。
           会場に詰めかけ、声援を送り続けた韓国応援団
多くの観客で埋め尽くされた中、まずは男子の日本対韓国が18時30分に日本のスローオフから試合がスタートしました。
日本のスタートメンバーはLW小澤広太(大崎電気)、LB成田幸平(湧永製薬)、CB信太弘樹(大崎電気)、RB岸川英誉(大同特殊鋼)、RW山城貴志(大同特殊鋼)、PV加藤嵩士(大同特殊鋼)、GK甲斐昭人(トヨタ車体)。DFにはフルバックに武田享(大同特殊鋼)が入り、成田がトップの5:1DF。
日本の速攻マシーンこと小澤の得点で先制するも、立ち上がりの悪さが出てしまい、13分で2-6とリードされる展開に。
ここで差を広げられたくない日本はタイムアウトを使い、RBに高智海吏(トヨタ車体)を投入します。するとその高智が力強いカットインで得点を決めて流れを変えます。
前半はつねに追いかける展開となりながらも4点差で食らいつき、10-14で前半終了のホイッスル。
4点差を早く詰めたい日本は、後半5分過ぎ、韓国が1人退場中に数的優位を活かし連打を決めて15-17と2点差に詰め寄ります。
            小澤の速攻が決まり韓国に詰め寄る
それでも韓国に焦りは見えず、得点ペースを落としません。
2~3点差で試合が動かないまま迎えた後半20分、日本が高智のミドル、信太の速攻で22-23とついに1点差とします。
ここで韓国はタイムアウトを取って立て直し、逆に3連打で日本を突き放します。
最後まで諦めない姿勢を見せた日本でしたが、24-29で試合終了となりました。
就任後初の韓国戦を終えた清水監督は「韓国のしっぽは見えたが、つかまえられなかった。足りないものはなにか。それを選手もコート上で感じたと思う」と話しました。
               敗戦に肩を落とす日本代表
続いて女子の日本対韓国が行なわれました。
女子のスタートメンバーは、LW上町史織(北國銀行)、LB東濱裕子(オムロン)、CB石立真悠子(オムロン)、RB藤井紫緒(オムロン)、RW高橋恵(ソニー)、PV横嶋かおる(北國銀行)、GK藤間かおり(オムロン)で、DFは6:0DFで左から上町、石立、東濱、永田しおり(オムロン)、横嶋、高橋の並び。
積極的に高い位置でプレスを仕掛けるDFで日本が先手を取ります。開始4分、横嶋のポストや高橋の速攻などで得点を重ね、5-2と好スタートを切ります。
            攻守で身体を張ったプレーを見せた横嶋
15分過ぎまで、日本は10-4と試合の流れを完全につかんでいました。このリードを保って後半につなげたかった日本ですが、前半残り5分から韓国に3連打を許し12-11とされイヤな流れで前半を終えました。
それでも、日本は後半の出だしに再び流れをつかみます。プレスDFで相手の攻撃を分断し、後半10分に18-15と再び差を3点に広げます。
しかし、ここから韓国が反撃に出ます。日本は11分に錦織が退場すると、19-16から15分までに4連打を浴び逆転されてしまいます。
リードを奪われた日本は、すぐさまタイムアウトを使い修正を図ると、東濱のカットイン、石立のミドルで、18分に21-20と再逆転に成功します。
          GK藤間は安定した活躍を見せた
両者譲らないまま残り時間は5分を切り、スコアは22-22の同点に。激しいDFで疲れが見え始めた日本は、DFで守るも、シュートの跳ね返りがことごとく相手のポストに流れるという不運もあり、勝負どころを守れず韓国に突き放されます。
終了間際に、高の速攻で23点目を奪いますが、その間に韓国は4点を重ねて23-26で試合終了。
試合後、栗山監督は「この大アウエーの中でも、自分たちのベースで戦える自信と確信が持てた。韓国にも高い位置でしかけるプレスDFは充分機能していた。(4度あった)退場を減らせればもっとチャンスが出てくる」と大きな手応えを感じていました。
男女ともに敗れてしまった今回の日韓定期戦。両監督ともにある程度の成果を見いだせた様子でしたが、それでも負けは負け。選手、スタッフともに、その表情からは悔しさがにじみ出ていました。
スコア等、日韓戦の詳細は日本協会ホームページで確認してください。
明日の30日からは、第1回U-22東アジア選手権が始まります。


カテゴリー: 日本代表
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