2014年3月8日
3月の風物詩、ANA CUP 第38回日本リーグ・プレーオフが東京・駒沢体育館で開催されました。
今年から男子同様、女子も4チームで争われることになり、8日に準決勝それぞれ2試合ずつ、計4試合が行なわれました。
準決勝の結果は以下のとおり。
【女子準決勝】
オムロン 25(10-10, 9-9, 2-0, 4-3)22 ソニーセミコンダクタ
北國銀行 25(14-11, 8-11, 2-1, 1-0)23 広島メイプルレッズ
【男子準決勝】
トヨタ車体 30(17-10, 13-19)29 湧永製薬
大同特殊鋼 30(12-12, 18-17)29 大崎電気
結果からわかるように、どの試合も接戦に。
とくに女子は2試合とも延長で決着がつきました。
女王・オムロンに挑んだソニーは、前半から積極的なDFシステムを仕掛け、60分間とおして一進一退の攻防が続きます。
残り30秒で勝ち越しのチャンスを得たソニーですが、ミスでシュートまで行けずに延長戦へ突入。迎えた延長前半に藤井、東濱の連打で2点を奪ったオムロンが意地を見せ3連覇へ王手をかけました。
厳しいマークに苦しんだオムロン・藤井だが、要所の決定力が光った
レギュラーシーズン最終週に対戦したばかりの広島−北國は、前半終了間際に相手が退場したスキをつき、連打で抜け出した北國が3点リードで後半戦へ。
しかし、粘る広島は後半26分に高山の速攻が決まり22−21と逆転。このまま広島が勝負をものにするかと思いきや、残り30秒で北國・塩田が渾身のミドルシュートを広島ゴールに突き刺し振り出しに戻します。
延長では追いついた勢いのままに北國が広島を振り切り、決勝進出を決めました。
値千金の同点ゴールだけでなく、攻守で大活躍した北國・塩田
昨年と同じカードとなった男子は、車体と大同が決勝に進みました。決勝も前回大会と同じカードになります。
初のレギュラーシーズン1位となった車体は、試合開始から攻守で湧永を圧倒します。高智、門山、崎前らバランスよく得点を重ね、後半15分までに25−15。勝負を決めたと思われましたが、退場などでリズムを崩し湧永に8連打を許します。1点差まで詰めよられた車体ですが、同点にはさせず、最後は渡部のサイドシュートで逃げ切りました。
序盤から得点を重ね門山の7得点に次ぐ6得点を記録した車体・高智
そして最終試合の大崎−大同も1点差での決着に。まずペースを握ったのは大崎。GK浦和のセーブなどDFが機能しリードを奪いますが、前半終盤に大同の追い上げを許してしまい同点で後半へ。互いに一歩も引かない膠着状態を破ったのは、大崎の元木。内定選手ながら、同点となる7mスローを落ち着いて決めると、立て続けに速攻を2本決めて、20−18。勢いに乗った大崎ですが、そのあとが続かず。大崎がもたつく間に大同がDFを修正し、一気に29−25と試合をひっくり返します。その後、大崎に追いあげれれるも、落ち着いて対応した大同がプレーオフ15連勝を飾りました。
身体を張ったプレーで決勝打を決めた大同・岸川
この結果により、明日の決勝は以下のようになりました。
【女子決勝】
13:15〜
オムロン−北國銀行
【男子決勝】
15:30〜
トヨタ車体−大同特殊鋼
明日の決勝はJsportsで生中継されます。Jsportsの視聴方法などは番組ホームページにてご確認ください。
また、試合の詳細情報については、日本リーグ公式サイトにてご確認ください。
長いシーズンも残り2試合となりました。1年間の総決算となる試合で、真価を発揮し、「優勝」を勝ち取るのはどちらのチームでしょうか。
明日も弊社Twitterアカウントでスコア速報をします。