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2014年3月11日

第38回日本リーグ・プレーオフは大同、オムロンが3連覇

3月9、10日に行なわれた第38回日本リーグ・プレーオフは、男子・大同特殊鋼、女子・オムロンの優勝で幕を閉じました。
第1試合は女子決勝。3連覇をめざすオムロンに北國銀行が挑戦しました。
北國は今シーズンは小野澤、GK田代、上町などチームを長く支えてきた選手が抜け、大幅に若返っていました。経験不足は否めませんが、キャプテンの横嶋かおるは「それでもできるということを証明したい」という思いで、この1年を戦ってきました。
実際、決勝でもポストのかおる、センター彩の横嶋姉妹を軸に、とにかく運動量豊富にDFもセットOFも北國らしさを前面に押し出して、「あわや」と観衆を思わせるところまでいきました。
                  横嶋(彩)は両チーム通じて最多の9得点
しかし、最後に笑ったのはオムロン。攻守ともに「らしくない」プレーが散見されましたが、それでも北國セブンに比べればはるかにサイズに恵まれ、GK藤間を中心としたDFは踏ん張りどころを知っています。
そして、なんといっても日本代表でもOFの核を担うキャプテン藤井、石立、東濱のバックプレーヤートリオは臨機応変さ、冷静さにおいて、やはり北國の若いバック陣と大きな差がありました。
ラスト9分間、北國OFを無得点に抑えたオムロンが25-23で3年連続17回目の優勝を飾りました。
MVPはオムロンの藤間選手。試合全体をとおして好調とは言いがたい内容でしたが、終盤の7mTストップなど最後に帳尻を合わせるあたりは素晴らしい修正力です。
              試合終了のホイッスルが鳴り、石立(左)と勝連が勝利の抱擁
第2試合は男子の決勝。
プレーオフで無類の強さを発揮する大同特殊鋼と、悲願の初優勝を狙うトヨタ車体が決勝へとコマを進めました。
試合序盤は一進一退。しかし前半中盤を過ぎると車体のミスを見逃さない大同がジリジリとリードを広げて20-15で後半へ。
後半もOFに安定感を欠く車体は、ここ一番の集中力では随一の大同にミスから失点を重ね、後半17分31-24と、大同勝利で試合が終了するかと思われる展開となりました。
しかし、ここから車体が大反撃。今シーズン車体が取り組んできたOFが実を結び、センター木切倉のカットインなどで、残り2分半で1点差まで迫ります。
            石戸が30点目を決めて1点差。車体ベンチも燃え上がります
否が応でも盛り上がる場内でしたが、最後の最後で冷静に戦えたのは大同セブンでした。
車体の最後の攻撃を抑えると、速攻からポスト加藤が決勝点となる32点目を決め、コチラもオムロンと同様3年連続17回目の優勝を飾りました。
                車体にトドメを刺した大同・加藤のポストシュート
MVPは大同・野村。8得点をあげた左腕は、初の受賞となりました。
男女ともミスの多さが気になる試合ではありましたが、勝負どころでの攻防は見どころ充分だったし、各チームとも戦い方に大いに個性が見られました。
その辺りも含め、4月発売の5月号でじっくりとご紹介したいと思います。
少し間は空いてしまいますが、お楽しみにお待ちください。


カテゴリー: JHL
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