2017年3月24日
3月23日に高校センバツがスタートしましたが、明日、3月25日には春の全国中学生選手権大会(富山、春中)が開幕します。じつに全95チームが集い、高校生にも負けない熱い戦いが繰り広げられることでしょう。
最新号の「スポーツイベント・ハンドボール2017年4月号」では、大会の展望や出場チームの紹介をしています。ここでは、春中を目前に控え、今大会活躍が期待される選手をピックアップしてみたいと思います。
まずは男子から。
紅出勘太郎(富山・氷見北部中2年/GK)
これまでも180cm超の体格を活かして氷見北部中のゴールを守ってきました。昨夏の全国中学校大会(全中)優勝も経験し、今大会は地元の期待も背負ってチームを引っ張ります。
蔦谷日向(大阪・大体大浪商中2年/CP)
安達圭吾(大阪・大体大浪商中1年/CP)
プライベートカップなどでも地力を示している大体大浪商中で旧チームから活躍する蔦谷と安達。蔦谷は恵まれた体格とキレのある動きでどこまでチームを導けるか。安達はまだ1年生ながら、小学生時代には全国小学生大会(全小)優勝を2度、準優勝を1度成し遂げ、経験豊富で頼れるゲームメイカーとして期待がかかります。
藤坂尚輝(福井・明倫中2年/CP)
兄は日本リーグ・北陸電力でプレーする藤坂知輝。3年前には北陸電力ジュニアブルーロケッツの主軸として、全小2位、JHLジュニアリーグで優勝しています。線は細いものスピードとセンスあふれるプレーが魅力です。
白築琢磨(東京・東久留米西2年/CP)
大久保光将(東京・東久留米西2年/CP)
白築と大久保は、前回大会、昨夏の全中と3年生を支えながら主力として戦ってきました。どちらの大会も序盤敗退で涙をのんでいるだけに、その悔しさを胸に今大会は得点力抜群の2人が東久留米西中をけん引することでしょう。
続いて女子の選手を紹介します。
藤原ひなた(岩手・花巻中2年/CP)
身長170cmを超える高さを活かした豪快なロングシュートは必見。昨年12月に行なわれたJOCジュニアオリンピックカップ(JOCカップ)では、そのパワフルなシュートで存在をアピールし、3年生を押しのけて優秀選手に選ばれました。
石川空(大分・原川中2年/CP)
幡東妃美希(大分・原川中2年/GK)
石川と幡東の2人は、昨年末のJOCカップ大分女子優勝の立役者。石川はサイドから果敢に跳び込み得点を積み上げ、幡東は身体の使い方がうまく、すばやい対応で大分ゴールを死守しました。大分女子での優勝、また前回大会3位の結果も自信に氷見入りします。
久場川かりん(沖縄・神森中/CP)
小学生時代に神森小クで全国制覇を成し遂げている久場川。オールラウンドで活躍でき、地元・沖縄で行なわれた昨年12月のJOCカップでも、浦添選抜の上級生に劣らぬほどの存在が光りました。
布施蓮(東京・東久留米西中2年/CP)
山本桃虹(東京・東久留米西中2年/CP)
伊藤結衣(東京・東久留米西中2年/CP)
テンポよく攻撃できる布施、視野が広く勝負強さを持ち味とする山本、機転の利いた動きでポストから得点チャンスを作り出す伊藤は、旧チームから東久留米西中の柱となっています。昨年8月の全中では3位入賞しており、今大会の注目度はとても高いです。
いよいよ明日開幕の春中。成長著しい中学生なだけに、ここにあげた選手のみならず、大会中にも新たなヒーローやヒロインが誕生することでしょう。
春中展望特集は4月号に掲載しています。4月号がすぐに手元にほしい方はスマートフォンやパソコンで見られる電子版がオススメです。富士山マガジンサービスと雑誌オンラインで配信中です。