2017年3月26日
3月25日、熊本・アクアドームくまもとを舞台に、ANA CUP 第41回日本ハンドボールリーグプレーオフ(女子)の準決勝が行なわれました。
結果は以下のとおりです。
北國銀行 23(10-7、13-13)20 三重バイオレットアイリス
広島メイプルレッズ 25(12-11、13-8)19 オムロン
第1試合は、レギュラーシーズン1位の北國銀行と同4位の三重バイオレットアイリスが対戦。3連覇を狙う北國に対し、三重はプレーオフ初進出。経験の差は明らかでしたが、一発勝負のプレーオフの初戦ならではの緊張感もあり、前半20分を過ぎて4-3と予想外のロースコアで、北國のリードはわずかに1点。少し得点ペースが上がった残りの10分で北國が10-7とリードを3点に広げて前半が終わりましたが、三重にとっても充分に射程距離の点差でした。
後半、早めに追いつきたい三重は左腕・森本を投入し、OFの展開を変えて仕掛けましたが、北國DFはこの仕掛けに対応。パスをインターセプトしての速攻を繰り出す理想的な展開に持ち込んだ北國が、5分、16-8と一気に三重を突き放しました。
結果的に、この5分間の攻防が大きく明暗を分け、北國が4年連続となる決勝進出を決めましたが、三重も諦めることなくゴールを重ね、最終的には3点差。明日につながるプレーオフ初陣となりました。
レギュラーシーズン2位のオムロンと同3位の広島メイプルレッズが激突した第2試合は、地元・熊本の大声援を背にしたオムロンが、エース吉田の強打などで前半22分、9-6と3点リード。そのまま大観衆とともに波に乗っていきたいオムロンでしたが、大黒柱・李美京を厚くマークされての戦いに充分な準備をしてきた広島は、笠木を中心に積極果敢にオムロンDFの間を割ってシュートをねじ込み、12-11と1点リードして後半に向かいました。
先行して後半を迎えた広島は、5分、8分とオムロンの退場を誘いつつリードを広げ、13分、18-13と5点リード。地元で負けられないオムロンも懸命に粘り、2度の連続得点で19分、17-19と2点差に追い上げ、オムロン応援団のボルテージも最高潮に達しましたが、広島は動じることなく23分過ぎから 真継らで4連取。
心技充実でアウェイの戦いを制した広島が、第37回リーグ以来、4年ぶりの決勝進出を果たしました。
3月26日の決勝は、北國と広島の対戦に。今シーズンの主要大会での両者の対戦は、北國の5戦5勝。レギュラーシーズン、プレーオフを合わせた日本リーグの戦いでも、第39回リーグのレギュラーシーズン初戦から53連勝中と、このところは北國が圧倒していますが、過去3回あったプレーオフ決勝での対決は、いずれも広島(前身のイズミ時代も含む)に軍配が上がっています。4度目の決勝対決のゆくえはいかに。
決勝戦は26日、13時15分スローオフ。
試合の模様は先週の男子と同様、JSPORTSで生中継されます。テレビはもちろん、オンデマンド会員の方はPCから無料で視聴可能です。スケジュールは→ http://www.jsports.co.jp/search/sys/kensaku.cgi?kwd=%A5%CF%A5%F3%A5%C9%A5%DC%A1%BC%A5%EB