2013年12月16日
日本女子代表が世界女子選手権(セルビア)でベスト8入りを逃しました。
現地時間15日に行なわれた決勝トーナメント1回戦で、予選リーグをB組4位で勝ち上がった日本はA組1位のフランスと対戦。
フランスのボールで始まった試合は互いに固い守備でロースコアの展開になります。
日本は9−10とリードされた前半27分、相手2人が立て続けに退場し、大きなチャンスを迎えますが、田邉選手のサイドシュートがセーブされ、さらに高橋選手のシュートもラインクロスと、逆転のチャンスをものにできません。逆に相手に得点を許し、9−12で前半を終えます、
しかし、後半出だしに藤井、東濱、田邉の3連打で同点にした日本は、後半4分に藤井選手のミドルシュートがフランスゴールに突き刺さり、13−12とこの試合初めてのリードを奪います。
日本の流れになり、後半10分には17−15と2点のリードを保っていましたが、13分に守備の要である永田選手が3度目の退場になり、失格に。流れが急変し、フランスが息を吹き返します。
気がつけば、フランスの10連打で勝負あり。
残念ながら、日本女子代表の初のベスト8入り(※出場チーム数が24になってから)は達成ならず。
6試合を終えて栗山監督は「リオデジャネイロ・オリンピック出場が最大の目標なので、この大会をいいステップにしたい」と話し、キャプテンの高橋選手は「大会をとおして、世界で戦えないチームはないと確信した。結果として勝てなかったが、2年後までに必ず強くなって、もっと上をめざして帰ってきたい」と今大会の敗戦をポジティブに受け取めていました。
この敗戦により、ベスト16で今回の世界選手権を終えることになりました。
しかし、最大の目標は栗山監督が話したように「オリンピック出場」。
2015年のデンマーク大会でさらに成熟度をあげた「おりひめジャパン」を見せてほしいですね。
日本代表の戦いは終わりましたが、今大会はまだまだ続きます。
今後は日本以外のチームにスポットライトを当てていきます。
満身創痍の中、改めて存在感を示した東濱選手(左)と藤井選手
駆けつけた応援団にあいさつをする日本女子代表