2014年9月6日
第17回アジア大会(9月19日~10月2日、韓国・仁川)に出場する日本男女代表が、東京・味の素ナショナルトレーニングセンターで練習を公開しました。
男子代表は松井幸嗣監督が就任してから、始めての大舞台。わずか半年でアジア大会を迎えるため、やることを絞り練習しています。6月のヒロシマ国際までは、とにかく走り込み、走力を上げ、それ以降はDFの練習が中心になっています。この日も、DFメインの4対4、5対5を行ないました。DFの連携を高め、速攻につなげる。チームとしての戦い方を徹底していました。
DFでの連携を高め、武器の「速攻」を活かす
宮崎を中心に攻撃を組み立てる
松井監督はアジア大会へ向け、「めざすは優勝。スピードと判断力を高め、16人フルに使って60分間走り切りたい」と話しました。
大会に向けた意気込みを話す松井監督
また、GK甲斐が足のケガのため、メンバーから外れることに。代わりに大同特殊鋼の久保(侑)が招集されるようです。
女子代表は、栗山雅倫監督就任以来、アグレッシブで機動力を活かしたDFに取り組んでいます。
「底上げはできてきている」と栗山監督が話すように、若いメンバーのフィジカルの向上、意識の変化に手応えを感じていました。
この日も、まずメディシンボールを使ったトレーニングをしていました。
海外組の本多、石立が合流前ということもあり、フィジカルトレーニングのあとは、少人数での動きなどを確認していました。
少人数の中でもOF、DFの動きを確認
初選出の松村。戦術理解も高く、栗山監督からの期待も大きい
「オリンピック予選に向け、立ち位置を確認する場。是が非でも中国、韓国と対戦したい」と栗山監督。また、ターゲットにしている来年のオリンピック予選につながるように、「試合内容も重視したい」とも話しました。
内容と結果を求める栗山監督
大会は今月19日に開幕し、競技は20日から始まります。
日本代表はこれから約2週間かけ、心身のコンディションを上げ、韓国へ乗り込みます。
弊誌「スポーツイベント・ハンドボール 2014年10月号」にてアジア大会の特集を組みます。
大会展望や男女全メンバー紹介など盛りだくさん。発売は9月20日です。
アジア大会の詳しい情報は、日本協会ホームページ、または大会ホームページから確認を。
日本協会HP:http://www.handball.jp/games/2014/asian_games/2014asian_games17th.html
大会HP:http://www.incheon2014ag.org/index