男女ともに上位対決　JHL第６週プレビュー | 編集部ブログ | スポーツイベント・ハンドボール編集部スタッフが取材のこぼれ話などをつづります

2017年9月29日

男女ともに上位対決　JHL第６週プレビュー

日本ハンドボールリーグ（JHL）の第42回大会は、９月30日に第６週が行なわれます。

男子は、大崎電気に競り勝ったトヨタ車体が首位に立ちました。
女子では女王・北國銀行が広島メイプルレッズ、オムロンを連破し５連勝。独走モードに入りつつあります。

国体（10月５～９日、愛媛）を直後に控える中で迎える第６週。女子２位・ソニーセミコンダクタマニュファクチャリングと３位・広島の対戦が今週の見所に。北國を追う両チームの戦いは白熱する展開になることでしょう。

第６週の日程は以下のとおりです。

【第６週日程】
・９月30日（土）
東京・東京ドームスポーツセンター東久留米
14：00～　大崎電気－北陸電力

石川・義経アリーナ
13：00～　☆北國銀行－大阪ラヴィッツ

愛知・ウィングアリーナ刈谷
13：00～　トヨタ車体－豊田合成

広島・中区スポーツセンター
12：30～　☆プレステージ・インターナショナル　アランマーレ－飛騨高山ブラックブルズ岐阜
15：00～　☆広島メイプルレッズ－ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング

佐賀・神埼中央公園体育館
15：00～　トヨタ紡織九州－湧永製薬

熊本・山鹿市総合体育館
13：00～　トヨタ自動車東日本－大同特殊鋼
15：00～　☆オムロン－ＨＣ名古屋

※☆＝女子

今週は男女ともに４試合が行なわれます。

前述のとおり、女子の２位・ソニーと３位・広島が直接対決。両チームここまで４勝１敗といいスタートを切っています。得点数はともに123得点と互角。しかし、失点数ではケガから復帰した松村を中央に配置する形が機能しているソニーが一歩リードしています。広島のエース李美京を抑えれば、ソニーのペースになるでしょう。

女王・北國は、ホームで大阪ラヴィッツと対戦。石野、田邉ら主力にケガ人は少なくないですが、それを感じさせない戦いぶりで５連勝を飾りレギュラーシーズンの連勝記録を54にまで伸ばしています。６勝目をあげて翌週に控える国体へ弾みをつけたいところ。

前週、20点以下に抑えられ手痛い連敗を喫したオムロンは、地元・山鹿でＨＣ名古屋戦。３連敗を避けるためにも、攻撃陣の奮起が必要になります。

プレステージ・インターナショナル　アランマーレと飛騨高山ブラックブルズ岐阜はともにここまで勝点なしという状況。どちらがシーズン初勝利を手にするか。こちらも見逃せない争いになります。

ヒザのケガから復帰したソニー・松村（左）。ＤＦでチームを支える

男子では、大崎を下したトヨタ車体が首位に躍り出ました。初戦をなんとか引き分けに持ち込み、不安なスタートだった車体ですが、気づけば４連勝。今週は調子を上げてきた３位・豊田合成戦。リーグトップの阻止率（0.404）を誇る車体の守護神・甲斐と、８割を超えるシュート決定率を記録する合成・出村の対決は必見です。

２位・大崎は最下位に沈む北陸電力との戦いになります。ここはきっちりと勝点２を持ち帰りたいところ。右サイドの元木が右足を負傷し長期離脱が予想されるだけに、代わりに入る柴山に大きな期待がかかります。

トヨタ紡織九州－湧永製薬、トヨタ自動車東日本－大同特殊鋼と中位を争うチーム同士の対決もあります。結果次第では大きく順位が入れ替わる可能性も。とくに紡織は前週、初白星をつかみ、復調の兆しを見せています。ＤＦが安定しない湧永のスキをつけるか。