2018年3月29日
第41回全国高校ハンドボール選抜大会(高校センバツ)は28日に女子準決勝2試合が行なわれ、大分(大分)と浦添(沖縄)が勝ち上がり、決勝戦は九州対決になりました。
準決勝の結果は以下のとおり。
【女子準決勝結果】
大分 20-18 名経大市邨
浦添 30-24 高水
準決勝第一試合は名経大市邨(愛知)と大分が対戦。前半は名経大市邨ペースで試合が進みます。河田、大岩のミドル、熊﨑のサイドシュートなどが決まり23分12−7とします。速攻局面でのミスがそのまま失点につながっていた大分でしたが、我慢強い戦いでじわりじわりと差をつめていきます。後半7分には相手の退場に乗じて14−15と1点差に詰め寄りました。その後、セットDFで中央を守る高山、後藤とGK三浦が連動して相手のミドルシュートをシャットアウトし、そこから速攻に走り得点を重ねました。18分に高橋(唯)のミドルで17−17の同点にすると、直後に後藤の速攻でこの試合初のリードを奪います。最後まで相手のミドルシュートを守るなどDFが機能した大分が20−18で逆転勝利を収めました。
第二試合は、九州王者の浦添と中国王者の高水がぶつかりました。先制点こそ高水があげましたが、序盤は浦添が多彩な攻撃で得点を重ねました。左右のエースの伊波、山田が勢いよくミドルシュートを決めると、ダブルポスト、7人攻撃と的を絞らせない攻撃で高水DFを翻弄しました。高水は4回戦に続いて20分過ぎから5:1DFにシフトチェンジして追い上げます。7−12の5点ビハインドから前半終了までに4連取で差をつめます。浦添はリードこそしているものの、22分に接触からエースの伊波が足を負傷。チームに動揺が走り、後半立ち上がりに2失点し逆転を許しました。しかし、ここから吹っ切れた浦添セブンはらしさを取り戻します。伊波の代わりに入った玉元がポスト、速攻を決めて再逆転すると、キャプテン比嘉(清)が強気に攻めて後半10分20−14と再びリードを広げました。GK松岡の好セーブも相まって、このまま逃げ切りに成功。エースの負傷退場を乗り越えて30−24で高水を退けました。
この結果、決勝戦は高校センバツ史上初となる九州対決になりました。2月に行なわれたブロック予選では24−23で浦添が勝利しましたが、全国の舞台ではどのような結果になるでしょうか。
最終日の結果も弊社Twitter、Facebookで速報予定。トーナメント、詳細日程は大会ホームページでご確認を。