2018年4月26日
4月23日から、日本女子代表が東京・味の素ナショナルトレーニングセンターで強化合宿を行なっています。3月末の日本リーグのプレーオフ、さらに東アジアクラブ選手権(4月19~22日、沖縄)が終わったばかりですが、6月のジャパンカップなどに向けての準備を進めています。
今回の強化合宿のテーマは、フィジカル強化。朝食前のランニングなど4部練習を実施する日もあったりと、連日身体を追い込んでいます。
取材に訪れたこの日は、以前から取り組んでいる身体の安定性や連動性などを評価する「FMS」(ファンクショナル・ムーブメント・スクリーン)で、細かな動きをチェックしていました。FMSを専門とする桂良太郎さんのもと、走る、止まる時の足の使い方などの指導がありました。
選手たちは1つひとつ感覚を確かめるようにトレーニングに励みました。その中で目を引いたのが、久々の代表復帰となる藤井(大阪ラヴィッツ)と石立(福井県スポーツ協会)の2人。オムロン、日本代表でともに汗を流してきたベテランも、必死にトレーニングについていってました。
2人の招集についてウルリク監督は「(それぞれ)興味を持って見てきた選手たち。体力的にはもちろんハードにトレーニングする必要があるが、大きな経験値を持っているし、(トップレベルから離れていたことは)問題ではないと思っている。いずれにせよ、まずはどれだけできるか見てみよう」と説明。現在、今秋の福井国体で、地元・福井の成年女子チームの母体となる「JJ. GANG」でプレーする石立は「メンバーに選ばれたいという気持ちで合宿に来ている以上、オリンピックに行きたい」と意欲的なコメントを残しました。3月末まで古巣のオムロンの練習に参加していたため、「まだ大丈夫」と厳しいトレーニングにも笑顔を見せていました。
女子代表はこのあと30日まで強化合宿を行なう予定です。
【合宿参加メンバー】
GK:飛田季実子(ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング)、板野陽(広島メイプルレッズ)
CP:藤井紫緒(大阪ラヴィッツ)、石立真悠子(福井県スポーツ協会)、永田しおり、勝連智恵(オムロン)、塩田沙代、河田知美、横嶋彩、角南唯、大山真奈、永田美香、秋山なつみ(北國銀行)、原希美、多田仁美(三重バイオレットアイリス)、堀川真奈(広島メイプルレッズ)、安倍千夏、藤田明日香(ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング)、渡部真綾(東海大)