2019年2月3日
昨年末に開催された女子の部に続き、1月29日からスタートした第70回日本選手権・男子の部。2月2日に準決勝が行なわれ、豊田合成とトヨタ車体の2チームが決勝へと駒を進めました。
チーム史上初の日本選手権ベスト4入りとなった合成は、GK坂井、キャプテン小塩をケガで欠く苦しい台所事情の中、前回王者で、現在日本リーグの首位を走る大崎電気と準決勝で対戦しました。好セーブを連発したGK藤戸や、攻撃をけん引した趙顯章らの活躍で、合成は大崎を終始リード。試合終盤に最大6点あった点差を追い上げられたものの、23-22でかわして初めて決勝へのキップを手にしました。
もう1枠をつかんだ車体は、4年連続7回目の決勝進出となりました。直近の2大会は決勝まで進むも延長戦の末に敗れており、今大会では3大会ぶりの王座奪還をめざします。大同特殊鋼との準決勝では13-11で折り返した後半、持ち前の堅いDFがしっかり機能し、大同OFを9失点に抑えたのに加え、OFでは吉野、杉岡の若手コンビを軸に次々と得点。29-20と攻守において相手を圧倒しました。
本日3日の決勝では、合成がいかに車体の堅いDFを崩していけるかがポイントの1つになりそうです。大崎戦では終盤に得点が伸び悩み、OFのミスから相手に速攻での得点を許して苦しい展開になってしまった合成。車体のDF力は高く、簡単には崩せないだけに、1つひとつのチャンスを着実に得点に結びつけていきたいところです。
合成が勝利すれば初優勝、車体は王座返り咲きとなりますが、勝利の女神はどちらにほほえむのでしょうか。決勝戦は13時から熊本・山鹿市総合体育館でスローオフ。
試合の模様は、AI機能を搭載したカメラ「Pixellot」を使用したインターネットライブ中継からも見ることができます。