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2019年3月14日

シーズンを締めくくる大一番が開幕 第43回JHL女子プレーオフプレビュー

2018-19シーズンを締めくくるANA CUP 第43回日本リーグ・プレーオフが3月15日に開幕します。東京・駒沢体育館を舞台に、3日間をかけて頂点が争われます。

女子は北國銀行、広島メイプルレッズ、オムロン、三重バイオレットアイリスがプレーオフ進出を決めました。ここからは各チームのレギュラーシーズンの戦いぶりを振り返りつつ、展開を占っていきます。

4連覇中の北國は、23勝1分けと無敗でレギュラーシーズンを駆け抜けました。キャプテン塩田をはじめ、センター横嶋や佐々木ら、日本代表に選出されている選手を多く擁し、選手層の厚さは群を抜いています。左腕エースの角南がデンマークへ移籍し、シーズン開幕直後は右バックに不安がありましたが、大山や秋山がその穴を埋め、充分な活躍を見せました。

昨年末に行なわれた日本選手権・女子の部では、決勝でソニーセミコンダクタマニュファクチャリングにまさかの敗北を喫しましたが、直後のレギュラーシーズン第12週では、しっかりと立て直しソニーを一蹴しています。1試合のみに集中できるアドバンテージも活かして戦う今大会は、よほどのことがない限り北國の優位は揺るがないでしょう。

 

2位の広島は昨シーズンで主力のエース李美京、ポスト高山が抜け、得点力不足は否めませんでしたが、GK板野を中心とした、門谷、堀川、角屋、石川の中央4枚のDFは堅く、粘り強い守備を武器に白星を積み重ねてきました。不安材料のOFでもルーキー木村やポスト近藤、サイドからバックプレーヤーにコンバートした門谷やセンター眞継などが奮闘し、昨年同様の2位通過でプレーオフ行きを決めました。

第17週の北國戦では、17-17の同点に持ち込んでいることから、DFがしっかりと機能すれば、女王とも互角に戦える力を示しています。今大会もDFでどこまで粘り、勝負所のシュートを決め切れるかがポイントになります。

 

3位通過のオムロンは、2年ぶりに大舞台に戻ってきました。黄慶泳総監督、水野裕紀監督という新体制で迎えた今シーズンも、これまでと同様に持ち味はDF。試合を重ねるごとに安定感が増していき、中央のDFに小舘、永田だけでなく川俣や福井が入っても、しっかりと連携が取れるようになったことが大きな強みとなっています。

OFではエース吉田の得点力に頼りがちな場面も多いため、相澤、勝連のサイドが得点に絡んでDFを広げることに加え、司令塔・石井や松尾らがしっかりと前を狙っていきたいところです。

 

4位の三重は3年連続のプレーオフ進出。北國と好ゲームを展開したかと思うと、翌週に下位チームに引き分けるなど、いい時と悪い時の波が大きいレギュラーシーズンとなりました。

GK高木が産休、センター加藤、右サイド島居がケガで離脱と厳しいメンバー状況の中でも、岩見、花村の両GK、センターに林、右サイドに團、森本と代わりに入った選手がきっちりと役割を果たしたことが、プレーオフ進出の要因となりました。1人ひとりが責任を全うし、いいリズムを持続させることができれば、3度目の挑戦で念願の初勝利が達成できそうです。

試合の模様はJSPORTSでの生中継が予定されています(初回のみ無料放送)。

ネット中継やチケット情報など、プレーオフの詳細は、JHL公式ホームページから確認できます。

女子のプレーオフは以下の日程です。

【女子プレーオフ日程】
・3月23日(金)
17:10~ 女子1stステージ オムロン(3位)-三重バイオレットアイリス(4位)

・3月24日(土)
16:10~ 女子2ndステージ 広島メイプルレッズ(2位)-1stステージ勝者

・3月25日(日)
13:15~ 女子FINAL 北國銀行(1位)-2ndステージ勝者

※会場はすべて東京・駒沢体育館
※オープニングセレモニーは1stステージ、2ndステージは10分前、FINALは15分前


カテゴリー: JHL
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