rss
スポーツイベント・ハンドボール編集部
スポーツイベント・ハンドボール編集部スタッフが取材のこぼれ話などをつづります
  • Home  » 
    • 編集部ブログ
     » 
    • 彗星ジャパン、おりひめジャパンが国際大会に向けた練習を公開

2019年6月13日

彗星ジャパン、おりひめジャパンが国際大会に向けた練習を公開

6月19日の日韓定期戦、20、22日のJAPAN CUP2019に向けて強化合宿を行なっている日本男女代表が、東京・味の素ナショナルトレーニングセンターで練習を公開しました。

 

6月1日から強化合宿をスタートした男子代表・彗星ジャパンは6日、練習を報道陣に公開。今回の合宿には信太(大崎)、渡部(車体)らが参加し、4月の強化合宿に続いてGK岩下(紡織)、柴山(大崎)らも招集されました(メンバーはこちらから)。

また、アイスランドからトレーニング相手として選手を5人を呼んでいました。彼らはおもにバックプレーヤーやポストでプレーし、下は23才、上は40才と幅広い年令層。シグルドソン監督は「(アイスランドから選手を呼ぶことは)以前からやってきたこと。毎回、違う選手に来てもらい、(体重が)重かったり、(身長が)高かったりと、いろいろなタイプの選手と効果的な練習ができる」と話しました。

そして、この合宿から土井(シャルトル/フランス、7月から大崎に移籍)がキャプテンに就任したことが発表されました。土井は「責任など背中に乗るものがあるが、新しいチャレンジ」と心境を口にし、「メンタル面を成長させないといけない」と、自身がフランスリーグで6シーズンプレーしてきた経験をチームに還元する姿勢を示しました。

彗星ジャパンは19日に韓国代表、20、22日にスウェーデン代表と、4日間で3試合を戦うハードな日程になりますが、選手、スタッフが求めているのは、「勝利」という目に見える結果です。「韓国戦はとにかく勝つハンドボールをしたい。魅せるプレーはいらない。泥臭くプレーしていきたい」と土井は、韓国戦での勝利を強く意識。シグルドソン監督も「アジア選手権(来年1月)の準備を進めているが、今回の合宿は韓国に勝つことが目標」と強調しました。

今年1月の世界選手権(ドイツ、デンマーク)をはじめ、内容としては向上の跡が見えるゲームが続くものの、勝ち切れない状況が続く彗星ジャパン。この3戦で、目標どおり勝利を手にすることができるでしょうか。

アイスランドの選手とマッチアップし、強度の高い攻防を見せた彗星ジャパン

アイスランドの選手とマッチアップし、強度の高い攻防を見せた彗星ジャパン

 

海外でのプレー経験豊富な土井(写真)がキャプテンに就任した

海外でのプレー経験豊富な土井(写真)がキャプテンに就任した

 

 

女子代表・おりひめジャパンは、ヨーロッパ遠征(5月25日~6月11日、ルーマニア、デンマーク)から帰国したあと、12日から国内合宿を始めました。石立(三重)、永田(し、オムロン)らベテラン勢をはじめ、海外でプレーする角南(唯、ニュークビン/デンマーク)、藤田(ドルトムント/ドイツ)、若手の北原(ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング)、中山(大体大)らが合宿に参加。総勢24人で19日に控える日韓定期戦に向けて汗を流しました(メンバーはこちらから)。

海外遠征から帰ってきたばかりでしたが、選手たちは疲れた表情を見せずにトレーニングに集中。
練習では5:1DFなど新しいシステムに取り組んでいました。これまで6:0DFをメインに3:3DFをオプションとして戦っていたキルケリー監督でしたが、このDFシステムについて「世界選手権やオリンピックでは高身長のシューターを相手にすることになる。7人攻撃を6人で守るために、(5:1DFで)少しでも相手にストレスをかけられたら」と話し、「まだ導入したばかりだが、次の試合で試そうと考えている」と韓国戦での起用を示唆しました。

キャプテンの原は韓国との試合に向けて「私が日本代表に入ってからまだ勝てていなくて、リオデジャネイロ・オリンピック予選でも負けてオリンピック行きを逃した。東京オリンピックには開催国として出られるが、(韓国に勝って)自力でも出られるということを証明したい。ヨーロッパとアジア(の国々)は別のプレーをするので、その変化に自分たちが対応できるかも大事。(11月30日からの)世界選手権、(2020年の)オリンピックにつながる試合をしないといけない」と意気込みを語りました。

女子代表はこのあと、来日する中国代表とのトレーニングマッチなどを経て、韓国戦に臨みます。11月末から熊本で世界選手権を控えているだけに、ここで弾みがつくような結果がほしいところ。そのためにどのようなDFシステムを使うかにも注目が集まります。

5:1DFのトップに入った佐々木。ヨーロッパ遠征を経てDFに手応えを得たようすだった

5:1DFのトップに入った佐々木。ヨーロッパ遠征を経てDFに手応えを得たようすだった

 

唯一の大学生・中山は持ち味のロングシュートでアピール

唯一の大学生・中山は持ち味のロングシュートでアピール

 

 

 

【日本男女代表試合日程】

・日韓定期戦
6月19日17:00~ (女)日本代表-韓国代表
6月19日19:00~ (男)日本代表-韓国代表

・JAPAN CUP2019
6月20日19:00~ (男)日本代表-スウェーデン代表
6月22日13:00~ (男)日本代表-スウェーデン代表

※いずれも会場は東京・アリーナ立川立飛。チケットは日本ハンドボール協会のホームページを参照。ライブ配信、録画放送あり。詳細はこちらから。


カテゴリー: 日本代表
▶コメント » 0

Comments are closed.