2019年11月13日
12日に宮城・セキスイハイムスーパーアリーナ(グランディ21)で行なわれた全日本学生選手権大会(全日本インカレ)女子決勝。
決勝まで圧倒的な力を見せつけて勝ち進み、今年は昨年自ら打ち立てた連覇の記録を塗り替える7年連続優勝に挑む大体大と、前日の準決勝で関東女王・東女体大を破り勢いに乗る筑波大が激突しました。
試合開始早々から女王・大体大が筑波大ゴールに襲い掛かります。日本代表左腕・中山のロングから、相澤、秋山の速攻と開始2分で3点を奪うと、その後もポスト尾辻やサイド吉岡らの速攻などで着実に得点を奪い、11分には9-3とリードします。
直後に1回目のタイムアウトで立て直しを図った筑波大ですが、その後も相手の多彩なOF、堅実なDFに苦しみ、18分に4-14とされ、早くも2回目のタイムを使うことに。そこからグレイ、小林らで3連取しますが、より強固になった大体大DFを前に、筑波大の強みでもあるグレイらポストを使った攻撃ができずリズムに乗り切れません。結局、差は縮まらないまま9-19で前半を終えました。
前半に大量リードを許した筑波大ですが、後半に入るとDFで粘り意地を見せるとともに、相手のスキをつく小林のステップシュートなどで反撃を狙います。
それでもあわてず冷静に対応した大体大は、得意のDFからの速攻でさらにリードを広げ、粘る筑波大を振り切り33-19で快勝。見事7連覇を達成しました。
閉会式では個人表彰が発表されました。表彰選手は以下のとおりです。
【女子個人表彰】
・優秀選手賞
榎和奏(大体大)
相澤菜月(大体大)
秋山静香(大体大)
尾辻素乃子(大体大)
中山佳穂(大体大)
小林紗加(筑波大)
初見実椰子(東女体大)
・特別賞
グレイ・クレア・フランシス(筑波大)
安藤かよこ(東海大)
・優秀監督賞
楠本繁生(大体大)
優勝した大体大、準優勝の筑波大は12月24日から28日にかけて広島で行なわれる第71回日本選手権・女子の部に出場します。
組み合わせ抽選は25日。詳細は日本協会HPをご覧ください。