2014年12月28日
第66回全日本総合選手権4日目では決勝をかけた大一番を迎えました。
男女の準決勝の結果は以下のとおり。
【男子準決勝】
大同特殊鋼 22 ( 7- 9, 15-12) 21 琉球コラソン
大崎電気 34 (16-17, 18-16) 33 トヨタ車体
【女子準決勝】
オムロン 21 (11- 7, 10- 9) 16 ソニーセミコンダクタ
北國銀行 22 (11-11, 11- 7) 18 広島メイプルレッズ
男子の準決勝2試合はともに試合終了間際の得点で決着が着く大接戦でした。
ロースコアとなった大同対琉球は、前半こそ琉球2点リードで終えましたが、後半開始早々に大同が追いつくとシーソーゲームに。試合終盤に琉球が7人攻撃を仕掛け、東長濱の得点で一旦は同点に追いつきますが、すぐにリスタートをした大同・千々波がスローオフと同時にそのままゴールを狙い決勝点。
大崎対車体という日本リーグ1位、2位対決も終盤の7人攻撃がモノを言いました。一時は4点離された大崎が持ち直し、残り16秒、33−33という場面から7人攻撃でラストアタック。ライン際にいた植垣(健)へパスが渡り、放ったシュートは終了ブザーとともにネットを揺らし劇的な勝利を収めました。
女子の決勝へ駒を進めたのは、オムロンと北國。両チームともDFを軸に勝ちあがりました。
オムロンはそのDFから勝連の飛び出しへつなげる展開が前半から機能。ソニーのミスを見逃さず、着実に得点につなげました。シーズン序盤とは違った仕上がりを見せたオムロンは、4連覇への挑戦権を得ました。
7月の全日本社会人選手権、10月の国体を制している北國は、集中力を切らさず粘り勝ち。素早いリスタートを何度も仕掛けていました。広島は宋海林、高山のホットラインを中心に攻め立てるも、要所でミスが出てしまい、決勝進出とはならず。
いよいよ2014年を締めくくるラストゲームとなります。
男女とも前回大会と同じカードになりました。
男子の決勝は、NHK Eテレにて生中継されます。お見逃しなく。