2014年12月28日
愛知・愛知県体育館で開催されていた第66回全日本総合選手権。
28日の大会最終日で男女決勝戦が行なわれました。決勝の結果と個人表彰は以下のとおり。
【男子決勝】
大崎電気 36 (13- 7, 23-14) 21 大同特殊鋼
※大崎電気は2年連続12回目の優勝
最優秀選手賞:信太弘樹(大崎電気)
最優秀監督賞:岩本真典(大崎電気)
【女子決勝】
オムロン 25 (10- 8, 11-13, 2-0, 2-2) 23 北國銀行
※オムロンは4年連続17回目の優勝
最優秀選手賞:東濱裕子(オムロン)
最優秀監督賞:黄慶泳(オムロン)
男女決勝は昨年と同じカードとなりました。
男子は大崎が大同に快勝。前半13分まで3−4と流れに乗れなかった大崎ですが、大同・千々波が退場したスキに信太、小澤の3連打で逆転すると、17分から20分までに4連続得点で優位に立ちます。
6点リードで折り返した後半は大崎の本領発揮。小室、森を中心としたDFで大同にプレッシャーをかけると、素早く速攻につなげます。5連打と6連打で後半17分には28−11として勝負あり。
後半からコートに立った石川がハツラツとしたプレーで7得点、ポスト森が速攻などで8得点とそれぞれが役割を果たして15点差の大勝を収めました。大崎は今季、国体に続く2つ目のタイトルとなりました。
一方、女子の決勝は大接戦。前半をリードしたオムロンが後半早々に2つの追加点を奪い差を4点に広げますが、稲葉、澤田が立て続けに退場となると、北國はこのチャンスを着実にものにし12−12と同点に追いつきます。
ここからは手に汗握る攻防となりました。
北國は一度2点リードするも、オムロンは稲葉が切れ味鋭いカットインを連続で決めて19−19。どちらも譲りません。残り32秒、北國は河田の7mTで21−20とし、20年ぶりの栄冠に手をかけたと思いきや、オムロン・東濱が残り4秒で意地のミドルシュートを流し上に突き刺し、試合は延長戦へ突入します。
追いついたオムロンはDFで集中力を切らさずGK藤間がサイドシュートを連続セーブすると、東濱、藤井のベテランコンビの得点で北國を振り切り、4連覇を達成しました。
66回目の全日本総合は、大崎、オムロンの連覇で幕を閉じました。
歴史あるこの大会は、来年度から名称を「日本選手権」と変更し、新たなスタートを切ります。
日本リーグ勢、全日本インカレ上位陣に加え、全国9ブロックを勝ち抜いた都道府県チームが出場する大会へ。チーム数も男子24、女子20に増え、来年12月に愛知県で第1回が開催される予定です。
全日本総合の特集は1月22日発売の2月号にて。発売までお待ちください。