2015年3月2日
2年連続で北國銀行とオムロンでの頂上決戦となった第39回日本リーグプレーオフは、北國銀行の優勝で幕を閉じました。
スコアは以下のとおりです。
北國銀行 23(8-11、15-7)18 オムロン
スコアを見てわかるとおり前半はオムロン先行のゲーム展開に。
出だしで固さが出た北國に対し、オムロンは、GK藤間の好セーブと、4分過ぎから稲葉の3得点を含めた6連打で8-2と抜け出し、主導権を握りました。
北國は前半12分と16分の2度タイムアウトをとって普段の姿を取り戻そうとします。なんとか8-11と3点差に縮めてつなげた後半は、一転して、北國が流れを掴む展開に。
チームのポイントゲッターの横嶋(彩)にマークが厚くなった分、左バックの塩田が鋭い判断力で自らシュートを狙い、さらに、今季シュート率賞に輝いているサイドの八十島にボールを落として、何度も得点のチャンスを作りました。その八十島の得点で後半11分15-15と並ぶと、13分にはまたも八十島のサイドシュートで逆転に成功します。
オムロンは藤井、東濱のベテラン2人が懸命にゴールを狙いますが、北國のGK寺田を中心とした堅守に阻まれ、ボールはゴールの外に。
北國は逆転してからの残り17分間、オムロンの得点を3点に抑えると、23-18で3連覇中のオムロンから女王の座を奪取しました。
4年ぶり2度目のリーグ優勝となった北國ですが、前回の栄冠は2010-11シーズン。その時のプレーオフは震災で中止になったため、今回が初のプレーオフ制覇となりました。
アジア女子選手権の日程変更の関係で、通常の東京・駒沢体育館での男女同時開催はかないませんでしたが、北國のホーム石川県小松市での堂々の優勝に、駆けつけた応援団も大きな歓声を選手に送りました。
殊勲選手賞に、身体を張ったセーブを何本も見せたオムロン・GK藤間選手が受賞。
最高殊勲選手賞には、要所でのシュートとサイドを活かす判断力が光った北國の塩田選手が選ばれました。
女子プレーオフの特集は4月号(3月20日発売号)でお伝えします。
お楽しみに!