2008年8月11日
昨日に続いてハンドボール競技第2日目の結果です。
男子が開幕です。
8月10日・男子
クロアチア 31(16-11、15-18)29 スペイン
オリンピック連覇に燃えるクロアチアと、05年世界選手権覇者・スペインの一戦。
前半中盤からラツコビッチ、バリッチ、ヴキッチらのゴールで抜け出したクロアチアが前半を5点リードして折り返す。
スペインも後半中盤からロカス、ホアン・ガルシアらが怒涛の追い上げを見せて残り6分の時点で逆転に成功。
しかしクロアチアも代わったGKロゼルトの好セーブ、メトリチッチ、ドゥヴニャクで再逆転し、逃げ切った。
アイスランド 33(19-16、14-15) ロシア
世界最終予選でスウェーデンを抑えたアイスランドと、同じく最終予選で日本を下したロシアが対戦。
アイスランドがグジョンセン、ステファンソン、ロシアがコクシャロフ、イグロープロらで打ち合う出だしから、チャンスを確実にモノにしたアイスランドが優勢を保って後半へ。
後半に入ってもアイスランドのペースは変わらず、一時は7点のリードを奪った。ロシアも終盤追い上げたが、2点差まで詰め寄るのが精一杯で、痛い星を落とした。
フランス 34(19-11、15-15)26 ブラジル
実力的には優位と見られるフランスに、直前に日本に立ち寄り調整を行なったブラジルがどう立ち向かうか。
カラバティックの先取点でスタートしたフランスは、フェルナンデス、ジロウらのゴールで早々にリードを広げていく。ブラジルはエースのソウザが不調で、反撃の勢いがつかない。
結局、試合途中から次々にメンバーを入れ替える余裕を見せたフランスが、ゆうゆうと1つ目の白星を手にした。
ドイツ 27(10-13、17-10)23 韓国
チョン・イギョン、ユン・キョンシンらのゴールと精力的なDFで、世界王者相手に前半をリードした韓国。
ドイツは当たりのなかったGKをフリッツからビッターに代えると、これがはまった。ビッターはじつに52%のセーブ率を記録してドイツに流れを呼び込み、後半18分に逆転すると、懸命に粘る韓国を突き放してなんとか勝利。とはいえ、今後に不安を残す立ち上がりだった。
ポーランド 33(21-10、12-9)19 中国
開催国の中国だが、女子と違って強化がうまくいかなかった男子は、このレベルでは厳しく、初得点は5分。
その後もほとんどなすすべなくポーランドに敗れ、黒星スタートとなった。
デンマーク 23(11-10、12-13)23 エジプト
今年のヨーロッパ選手権を制し波に乗るデンマークとアフリカNo.1のエジプトが激突。
センターのイェンセン、右サイド・クリスチャンセンのゴールでデンマークが抜け出そうと試みるが、エジプトもGKナキブ・モハメドを中心としたDFでそれを許さない。
さらに後半14分、ボーセンが3点差となるゴールを決めた直後にニールセンがこの日3回目の2分間退場で失格となり、つかみかけた流れを手放すと、エジプトの猛反撃を受けて防戦一方。終了間際の29分44秒、クリスチャンセンのゴールで追いつくのが精一杯だった。
エジプトは金星まであと1歩まで迫っただけに、悔しい引き分けとなった。
男子A組
1位:ポーランド
2位:フランス
3位:クロアチア
4位:スペイン
5位:ブラジル
6位:中国
B組
1位:ドイツ
2位:アイスランド
3位:デンマーク、エジプト
5位:ロシア
6位:韓国