2015年5月4日
日本ビーチ文化振興協会が主催する「ODAIBAビーチスポーツフェスティバル2015」が東京・お台場で5月3日から始まりました。
ビーチバレーボールやビーチフラッグスなど、さまざまなビーチスポーツが一堂に会するこのイベント。2日目となる4日には、ビーチハンドボールのエキシビジョンマッチが行なわれました。天気が少々心配されましたが、試合の時間にちょうど晴れるなど、まさにビーチハンドボール日和となりました。
今回のエキシビジョンマッチを戦ったのは、昨年11月、タイで開催された第4回アジアビーチゲームズに出場した日本男子代表と、東京の社会人チーム・FST。
1本目は8分間の真剣勝負。両チームの多彩なプレーに観客は釘づけでした。試合は日本代表が2点のシュートを積み重ね、14-9で勝利しました。
ここで、ビーチハンドボールのルールを簡単に紹介します。ビーチハンドボールは、その名のとおり、ビーチで行なうハンドボールです。
ヨーロッパや南米では通常のハンドボールと同じぐらい人気がある競技で、扱うボールは、通常のものと違い、ゴム製のボールを使います。柔らかく、女性でも簡単に握れます。
最大の特徴は、2得点のシュートがあること。ジャンプ中に1回転する『ピルエットシュート』はビーチハンドボールならではと言っていいでしょう。そのほかにスカイシュートや、GKが得点すると2点になります。
ルール説明はここまでにして、リポートに戻ります。
女性陣を加えてゲームをすることになった2試合目は、選手たちはさきほどの表情から一変、観客を楽しませるようにこやかにプレーしました。
なぜか、徐々にアクロバチックなシュートの披露し合いがヒートアップ。終盤には味方の踏み台にしてのジャンプシュートなどまた少し違ったプレーを見せてくれました。
この試合のあとは、観客席にいる一般の方を交えた体験会、試合が行なわれました。小さい子どもから大人まで多くの方がビーチハンドボールを体験。子どもにとっては、大きくても軽くて柔らかいボールがすごく扱いやすそうでした。
一般の方を含めた試合には、日本ビーチ文化振興協会の理事長を務める朝日健太郎さん(元ビーチバレーボール日本代表)も特別参加。さらに解説していた東俊介さんも急きょ参戦することに。
東さんがピルエットシュートで決めれば、朝日さんも長身を活かして得点をする好ゲーム。ほかの参加者も楽しむようすが感じられました。
みんなが笑顔になり、いい形でイベントを終えることに。あっという間の1時間でした。
東さんは「ビーチハンドボールは、通常のハンドボールと違い砂浜で、みんなが楽しくできるスポーツ。子どもたちも多く参加してくれたので、ハンドボールに触れてもらうことができた。子どもやその親たちにいいアピールができたと思う」と話してくれました。
通常のハンドボールとはまた少し違った、ビーチハンドボールの魅力を存分に示したイベントになったでしょう。
なお、ビーチハンドボールのイベントはこの日で終わりですが、「ODAIBAビーチスポーツフェスティバル2015」は明日まで開催されます。
詳しくはイベントHPをご覧ください。