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2015年6月24日

日本代表 vs SKオーフス 国際強化試合リポート【6月23日】

若手中心で臨み、惜敗の中に収穫多数

text by 久保 弘毅(スポーツライター)

6月23日 国際強化試合・豊橋市総合体育館(愛知)
SKオーフス 19(12-11、7-7)18 日本女子代表

 

デンマークの強豪クラブチームとの強化試合。ヒロシマ国際を含めると3試合、オーフスと対戦することになった。栗山監督は「若い選手だけで1試合をマネジメントさせたい」と、若手中心の布陣で初戦に挑んだ。

 

6:0DFの真ん中4枚は、左から石野、永田、塩田、原。左サイドの田邉、松村も含めて、身長170センチ前後で機動力のある若手が並ぶDFは見ごたえがあった。オーフスの大型バックプレーヤー陣に圧力をかけ、枠外へのシュートを誘発。原のアウト割りなど攻撃も機能し、開始8分6-1とスタートダッシュに成功した。

若手中心の布陣でOFの司令塔を担った川村

若手中心の布陣でOFの司令塔を担った川村

 

早々にタイムアウトを取ったオーフスはポストの1対1で落ち着きを取り戻し、17分に6-6の同点に追いついた。その後はオーフスがモーゲンセンのパスカットからの速攻で点を取れば、日本も途中出場の川村がノールックのポストパスを通すなど、一進一退の攻防が続き、前半を11-12で折り返す。

 

後半に入ってからは、永田がポストパスをカットするなど、課題だった大型ポストへの守り方を修正してきた。しかし攻撃でミスが増えて、14分には13-16と、この日最大の3点ビハインドになった。

後半は課題だったポストパスへの守り方も修正

後半は課題だったポストパスへの守り方も修正(写真は塩田・左、永田・右)

 

それでもGK藤間の好セーブから踏みとどまり、26分に永田のポスト、27分には松村が左サイドから決めて、1点差に追い上げる。残り30秒を切ってからの攻撃で、日本は右サイドにノーマークのチャンスを作ったが、キャプテン本多のシュートはオーフスのGKエルンストルウムの好守に阻まれ、得点ならず。同点には追いつけなかった。

 

1点差の敗戦にも、栗山監督は「勝った、負けたではなく、若手中心で試合を作れた。とくに原の成長が大きい。原には2枚目、3枚目、どちらも守れるよう鍛えてきた。池原の守備もよくなっている。攻撃では川村がセンターで使えることをアピールできた。あとは横嶋(彩)ですね」と、若手の成長に手応えを感じていた。

栗山監督の期待に応え、原ら若手は攻守両面で積極的なプレーを見せた

栗山監督の期待に応え、原(写真)ら若手は攻守両面で積極的なプレーを見せた

 

東濱、石立、横嶋(か)といった得点力のあるベテランに頼らず、1試合を戦えたのは大きな収穫。次の2戦目は、また違った布陣を試す予定だという。

日本得点者:原5点、永田3点、角南、池原、塩田、松村2点、田邉、川村1


カテゴリー: 世界, 日本代表
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