ベスト８決定　大阪インターハイ３日目 | 編集部ブログ | スポーツイベント・ハンドボール編集部スタッフが取材のこぼれ話などをつづります

2015年8月5日

ベスト８決定　大阪インターハイ３日目

インターハイ３日目を迎えた８月４日は、男女３回戦が行なわれました。
結果は以下のとおりです。

【男子３回戦】
北陸 39－20富岡
大分雄城台27－18 下松工
藤代紫水33－31 高岡向陵
駿台甲府 41－28 長崎日大
市川32－31 興南
法政二29－17 佐賀清和
大体大浪商29－23 高山西
浦和学院32－25 小松工

【女子３回戦】
佼成女33－21 小林秀峰
不来方31－26 富岡東
横浜創英 21－20 城北
四天王寺 39－15 日川
高松商 25－16 佐世保商
高水 28－17 名経大市邨
玉野光南 37－16 郡山女大附
小松市立 27－13 大谷

男子の３回戦で、激しい戦いとなったのが藤代紫水（茨城）－高岡向陵（富山）のカード。前半から一進一帯の展開になり、高岡向陵が１点リードして後半につなぐも、後半２分から鈴木の４連打を皮切りに、藤代紫水が７連続得点。23－18としました。その後、藤代紫水に傾いた流れを、再び高岡向陵が引き寄せます。藤代紫水の退場を機に、20分からの４連打で再逆転に成功。その時点で試合終了まで残り８分。あとは突き放して逃げ切るだけでしたが、簡単にはそれを許さない藤代紫水が、タイムアウト後３連取でまたしてもリードを奪いました。そして、さらに３点を積み重ねて、高岡向陵の追い上げを退けると33－31で激戦を制しました。

長崎日大（長崎）－駿台甲府（山梨）戦は、春ベスト８の四日市工（三重）を２回戦で破り、勢いに乗っていた長崎日大が、速攻を武器とする駿台甲府に、前半から大量失点を喫し、28－41で敗れました。ここで勝利した駿台甲府は２年ぶり２度目のベスト８進出です。

２回戦で愛知との接戦をものにした大分雄城台（大分）は、３回戦、下松工（山口）に、チームの軸である山本と利光の攻撃を抑えられて、得点源を封じられたかに見えましたが、そこはしっかりとサイドやポストに展開。下松工を27－18で下しました。

インターハイ２連覇中の興南（沖縄）と市川（千葉）の戦いは、前半の一進一退の展開から一変、後半に入ると、市川が岩田らで得点を重ねて最大７点リードを奪いました。その後、２大会連続の王者・興南は、意地を見せ猛追しましたが、わずかに１点が届かず３回戦敗退に。

春を制した北陸（福井）と浦和学院（埼玉）や、春ベスト８の法政二（神奈川）、地元勢で勢いに乗る大体大浪商も４回戦にコマを進めました。

得意の速攻で長崎日大を撃破した駿台甲府。２度目のベスト８を決めた。

女子の３回戦は、センバツの初戦でも対戦した不来方（岩手）と富岡東（群馬）がぶつかりました。その時は29－23で富岡東に軍配が上がっています。そのリベンジに燃える不来方は、前半から関川や川村らで得点を積み重ねて、富岡東を苦しめました。前半は16－16の同点で折り返し、不来方は、後半４分からの５連打で波に乗ると、富岡のエース・並木の得点も抑えて逃げ切り、31－26で勝利しました。不来方はインターハイで初のベスト８進出です。

中国と東海のブロック女王同士の戦いとなった高水（山口）－名経大市邨（愛知）は、積極的なＤＦが光った高水が14－７と前半でリードすると、そのまま最後まで名経大市邨の攻撃を抑えて、この戦いを制しました。

横浜創英（神奈川）－城北（熊本）の一戦は接戦に。横浜創英は、前半15分過ぎから得点の止まった城北をエース・グレイらで猛攻撃して14－９で後半につなぐぎます。城北は、後半に入ると立て直し、攻守ともに持ち味を発揮して懸命な追い上げを見せましたが１点差で涙をのみました。

そのほかにも２連覇のかかる佼成女、11年ぶりの優勝へ突き進みたい小松市立に、地元・四天王寺、高松商、玉野光南ら春ベスト８以上に進出しているチームがこの夏も順当に勝ち上がっています。