2016年3月30日
春中は3月29日に最終日を迎え、準決勝と決勝が行なわれました。
結果は以下のとおりです。
男子準決勝
甲田中 36-29 滝ノ水中
戸塚西中 24-10 大分中
男子決勝
甲田中 29-28 戸塚西中
女子準決勝
松橋中 28-17 原川中
芦城中 26-24 氷見十三中
女子決勝
松橋中 22-21 芦城中
男子の準決勝は戸塚西中(埼玉)-大分中(大分)と、甲田中(広島)-滝ノ水中(愛知)の組み合わせに。戸塚西中-大分中戦は、終始、戸塚西中が主導権を握り、大分中の得点を10点に抑えると初出場で初の決勝進出を決めました。甲田中-滝ノ水中戦でリードしたのは、滝ノ水中。攻守ともにキャプテンの森本がチームを引っ張っていましたが、残り5分を切ってその森本が失格になると、流れは甲田中に。次々と得点を奪って、点差を詰めると後半終了間際に姉ヶ山のシュートがゴールに突き刺さり、決着は延長戦に持ち越されました。延長戦も甲田中の勢いは止まらず、一気に滝ノ水中を突き放して36-29で試合終了。甲田中がファイナルステージへ駒を進めました。
決勝戦となった甲田中-戸塚西中は両者譲らぬ一進一退の展開に。視野の広い小先が1年生ながらゲームメイクを担当する甲田中は、その小先と姉ヶ山らで、一方の戸塚西中は公家や豊増らで両チームともに得点を重ねていき、前半14-13と甲田中がわずかに1点リードはしましたが、互角の戦いを見せました。後半に入ると追いつかれることはありながらも、甲田中はリードを譲らず試合は進みました。しかし、食らいついてくる戸塚西中に9分、逆転ゴールを奪われると、それ以降は先行できず残り3分26-28と点差は2に。しかし、そこから甲田中が執念を見せて2連続得点。28-28と並ぶと、相手の攻撃をしっかり守り切って、試合残り9秒、姉ヶ山でさらにもう1点を追加した甲田中がそのまま逃げ切り、5回目の出場にして初の優勝を飾りました。
女子の準決勝は松橋中(熊本)-原川中(大分)の九州勢対決と芦城中(石川)-氷見十三中(富山)の北信越勢対決に。松橋中は試合の出だしから、サイドの米村を中心に得点を積み重ねてリード。一方の原川中はキャプテン清水を軸に小柄ながらスピードを活かしたプレーで食らいつこうとしますが、得点が伸びず点差を離されて17-28で敗退。決勝へは松橋中が進みました。芦城中と氷見十三中の戦いは、氷見十三中が前半、相手の積極的なDFの前に攻めあぐね9-14と5点のビハインドを背負いました。後半に入ると、しっかりと対応し、点差を詰めてはいきましたが、追いつくことはできず。この試合は中谷や藤井(美)、藤井(咲)らで安定して得点していった芦城中に軍配があがりました。
決勝戦は松橋中-芦城中の組み合わせに。前半、先行したのは松橋中。相手の前に出るDFでできたスペースを活かしてバランスよく得点していき、DFも機能すると11-6で後半につなぎました。しかし、後半は芦城中がGK上嶋のナイスセーブもあり、必死に逃げる松橋中に食らいついていくと、後半残り27秒で同点打が決まってそのまま延長戦にもつれ込みました。延長はお互いに焦りを見せながら拮抗。2度、退場者を出した芦城中はそのピンチもなんとか耐えしのぎ残り1分を切っても21-21のタイスコアを保ちました。しかし、試合時間も残りわずかとなりマイボールにしたのは松橋中。パスをもらった山脇がDFに捕まりながらも強引にシュートへ。それが決勝点につながり、松橋中が初めて女王の座につきました。
試合終了後の閉会式では、男女それぞれ7人ずつの優秀選手(フクラギ7)が発表されました。選ばれた選手は以下のとおりです。
男子
姉ヶ山京(甲田中)
小先勇輝(甲田中)
住吉連(甲田中)
公家翔司(戸塚西中)
伊藤直希(戸塚西中)
三谷光翼(滝ノ水中)
波津久嵩登(大分中)
女子
一ノ宮萌(松橋中)
山脇みなみ(松橋中)
橋口和佳奈(松橋中)
上嶋亜樹(芦城中)
藤井咲良(芦城中)
桶遥香(氷見十三中)
清水愛果(原川中)
春中の特集は5月20日発売の6月号を予定しています!