2016年11月18日
熱戦が続く第41回日本ハンドボールリーグ(JHL)は、11月19、20日に第10週が行なわれます。
前週は、首位・大同特殊鋼、2位・トヨタ車体がそれぞれ勝利し、勝点2を積み上げました。
3位以下は混戦模様。4チームが勝点2差でひしめき合っています。プレーオフの出場権をかけた争いは、まだまだ過熱しそうです。
今週末に行なわれる第10週の対戦カードは以下のとおりです。
【第10週日程】
・11月19日(土)
宮城・フラップ大郷21
13:00~ トヨタ自動車東日本-トヨタ車体
愛知・TGアリーナ
13:00~ 大同特殊鋼-トヨタ紡織九州
15:30~ 豊田合成-大崎電気
・11月20日(日)
沖縄・浦添市民体育館
14:00~ 琉球コラソン-北陸電力
開幕3連勝と快調なスタートを切った豊田合成。一時は首位にも迫る勢いでしたが、そこからは2勝1分4敗と黒星が先行し6位と順位を落としています。今週迎えるのは、3位・大崎電気。負ければ上位進出が遠のきますが、勝利すれば一気に順位を上げる可能性があります。左腕・ロペスが復帰したのは好材料。前週は1得点に抑え込まれたポスト橋本の活躍は必須でしょう。第一戦では、攻守がかみ合い、対大崎戦初勝利を収めました。2度目の大崎撃破なるか。
対する大崎は大同特殊鋼、トヨタ車体を追いかけるためにも、合成に連敗は避けたいところ。今季の合成は高さを活かしたDFで、ミドルシュートをGKと連動して守るのが特徴です。そこで勝負するのではなく、カットインやサイドシュートなど確率が高いところで得点を重ねられるかがカギになるでしょう。
前週、その合成に追いつき勝点1を持ち帰ったトヨタ自動車東日本は、ホームで車体戦。思うように勝ち星がつかず7位と順位が上がってきません。しかし、中位陣が混戦なのでまだまだチャンスは充分。車体には開幕前の全日本社会人選手権で勝利しています。その試合のように終盤までシーソーゲームを繰り広げられれば、3試合ぶりの白星も。
車体は、東日本の両バック(濵口、山田)に勢いづかせないことがポイント。両バックに打ち込まれると、センターやサイドを使われる嫌な展開に持ち込まれます。苦しい体勢でミドルシュートを打たせGKがセーブ。この流れができれば車体のゲームになるでしょう。車体はこの試合が年内最後のリーグ戦になります。
勝点17で首位に立つ大同は、1試合平均23.6失点とDFの安定が結果につながっています。前週の湧永製薬戦では、ロースコアのゲームを制しました。この試合で、得点ランクトップの東江はもちろん、左腕・野村がシュートを10本中7本決めて勝負強さを見せました。攻撃のバランスもいいです。今週は8位のトヨタ紡織九州戦。どこから相手を崩すのかはひとつの見所。
第9週で紡織を下し勝点を11まで伸ばした琉球コラソンは、4週連続でのホーム戦に。相手は最下位に沈む北陸電力ですが、油断は禁物。第一戦は勝利したものの、後半13分過ぎまで競った展開でした。年内最後の地元大会で連勝を飾り、翌週に控える4位・湧永とのアウェイゲームにつなげたいところ。
各試合はJHL公式動画配信サイト『JHL TV』で配信されます。遠方で会場に行けない人は必見です。今シーズンの試合はアーカイブとして残ってるので、過去の試合を見直すこともできます。
各チームの情報や、今シーズンの詳細日程は、JHL公式ホームページからご確認を。
JHL公式ホームページ:http://www.jhl.handball.jp
JHL公式Twitter:http://twitter.com/jhl_official
JHL TV公式サイト:http://www.jhltv.com