2017年7月24日
日本男子代表と同じ21日に、7月29日の日韓定期戦2017(東京・駒沢体育館)に照準を合わせて強化合宿を行なっている日本女子代表が練習を公開しました。
合宿参加メンバーは、3月に開催されたアジア女子選手権(韓国)から数名が入れ替わり、今回は新たに岩渕(日体大)、青(筑波大)、渡部(東海大)ら大学生をはじめ、社会人からもGK板野、堀川(広島メイプルレッズ)、佐々木、秋山(北國銀行)と若い選手が多く選ばれました。
公開合宿では、素早いパス回しからのシュート練習、3:3DFや7人攻撃の確認などで、選手たちは2時間ほど汗を流しました。
7月末の日韓戦は、キルケリー監督体制になって2度目。「12月の世界女子選手権(ドイツ)に向けた重要なテストマッチ」とこの試合を位置づけたキルケリー監督は、長期的には世界選手権を見据えながらも、「前回の日韓戦では、準備期間が1週間ほどと少なかったが、今回は1年間の積み重ねがあり、自信がついてきている。韓国はもちろんいいチームだが、自分たちの成長も示したい。会場はほぼ満員になると聞いている。それはとてもうれしいこと。これまでヨーロッパでは1万人以上の観客の前での試合は何度も経験したが、日本で満員の会場で試合をするのは初めてなので、ファンにいい試合を見せられるようにしたい」とホーム戦に向け、気合い充分のようすでした。
チームを引っ張るキャプテンの原は、「アジア選手権の韓国戦は、正直不安だった。コテンパンにやられるかもと思っていたけど、思った以上にDFが機能した。決まりごとを徹底できれば対応できる」と前回の対戦で一定の手ごたえをつかんだようす。
初めて招集された岩渕は「学生と違ってスピードがあって、練習についていくのが精いっぱい。でも、監督から求められているロングシュートや外側からのシュートでチームに貢献したい」と日韓戦、そして3年後のオリンピックも視野に入れつつ、トレーニングに励んでいました。
日韓定期戦の女子代表戦は、29日13時にスローオフ予定。キルケリー監督体制下での1年間で、どのようなチームに仕上がってきているのかに注目したいところです。
【合宿参加メンバー】
GK:飛田季実子(ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング)、板野陽(広島メイプルレッズ)、寺田三友紀(北國銀行)
CP:永田美香、角南唯、塩田沙代、横嶋彩、秋山なつみ、佐々木春乃、河田知美(北國銀行)、藤田明日香、安倍千夏、川村杏奈(ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング)、河嶋英里、多田仁美、原希美(三重バイオレットアイリス)、堀川真奈(広島メイプルレッズ)、勝連智恵、永田しおり(オムロン)、青麗子(筑波大)、渡部真綾(東海大)、岩渕いくみ(日体大)