2017年7月25日
日本ハンドボール協会は25日、東京・味の素ナショナルトレーニングセンターで記者会見を行ない、29日に迫った『日韓定期戦2017』に向けて日本男女代表監督が抱負を語り、出場するメンバー18人も発表されました。
今年2月に就任以降、初の公式戦に臨む男子代表のダグル・シグルドソン監督は「現在は若いチームを強化している。過去2回の合宿の成果にはとても満足している。日韓戦まであと1週間となり、試合への最終準備をしている状態。最善の結果を出したい」と話しました。
女子代表のウルリク・キルケリー監督は「日韓戦を満員の観客の中で戦えると聞いて最高の気分」と話しはじめ、「韓国との試合は毎回重要であり、今回も楽しみにしている。韓国は世界でもトップの実力があるチームで、強豪国と戦えるチャンスは非常に重要。アジア選手権の時に比べ、何人かが入れ替わり若い選手も入っているが、この若いチームがどのように戦うか楽しみにしている」と日韓戦に向けてコメントしました。
会見では男女ともに試合に臨む18人のメンバーが発表されました。
男子は高校生の部井久(博多高3年)、筑波大のGK坂井が初選出。強化合宿に追加招集された小澤(大崎電気)もメンバーに選ばれました。約2年ぶりの代表復帰となる宮﨑(大崎)についてシグルドソン監督は「今回の合宿に招集したのは、彼のコンディションを見るのも1つの目的にある。しかし、小さなケガを抱えているので、試合にどれだけ出られるかはわからない」と起用を明言せず。
女子はアジア選手権(3月、韓国)のメンバーを中心に新たに堀川、GK板野(ともに広島メイプルレッズ)、秋山、佐々木(ともに北國銀行)、渡部(東海大)がリスト入りしました。
メンバーの詳細はこちらから。
また、日本代表の新しいユニフォームも披露されました。ハンドボールをプレーするのに適した形を採用し、より身体にフィットするような作りになっています。背中には「チームとファンが一体になるように」という思いを込めて、1本のラインが入っています。
会見では日本協会がヤマト運輸株式会社と「オフィシャルパートナー」契約を締結したことも発表されました。
ハンドボールの和名「送球」のように、手から手へボールをつなぎゴールをめざすハンドボールが、人から人へ渡る宅急便のイメージと重なることが決め手になった模様。今後は日本代表戦の告知や国内リーグ戦でのエスコートキッズ施策などで球界を支えていきます。
会見に出席したヤマト運輸株式会社、臼井祐一取締役常務執行役員は「お互いに高められるような関係にしていきたい」と話しました。
また、同社CMに出演中でタレントの国分太一さんも会見に出席し「ハンドボールの経験はありませんが、今日をきっかけにハンドボール界を責任を持って盛り上げていきます。もし代表選手にケガ人がでましたら、いつでも右肩を回して準備していますので!」と頼もしいコメントをしていました。