2014年9月30日
アジア大会・ハンドボール競技10日目の昨日(9月29日)は、男子の7-8位決定戦、5-6位決定戦、そして準決勝が行なわれました。
7-8位決定戦のサウジアラビア-台湾の一戦は、台湾が11m辺りまで出る積極的なDFでサウジアラビアを苦しめていましたが、前半20分からはそのDFを攻略したサウジアラビアが6連続得点するなど主導権を握ります。14-10とサウジアラビアリードで前半を終えると、後半もしっかりリードを守り切ったサウジアラビアが27-21で勝利しました。
アルハンナビの要所での得点がカタールOFのカギに
続いて5-6位決定戦はクウェートとオマーンの戦い。試合序盤の2連打で先行したオマーンが一度もクウェートに追いつかれることなく15-12で後半につなぎます。後半14分まではオマーン優勢の展開でしたが、そこから、クウェートが4連取。一気に追いつくと、勢いづいたクウェートが30-28で逆転勝利を収めました。
逆転勝利に喜ぶクウェートの選手たち
この2試合で5-8位の順位が以下のように決まりました。
5位:クウェート
6位:オマーン
7位:サウジアラビア
8位:台湾
準決勝1試合目はカタールとイランの中東同士がぶつかりました。カタールが前半からリードを奪い、13-10とカタールペースで後半につなげると、後半出だしからいきなり4連取。応援に駆けつけたカタール応援団が太鼓や歌でさらにムードを盛り上げます。個の強さが際立ったカタールはイランを最後まで寄せつけず29-21で快勝し、決勝進出を決めました。
カタール応援団の声援が会場中に響き渡った
この日最後の試合となった韓国-バーレーン戦は、試合終盤まで気の抜けない戦いに。テクニックの高さ、判断のよさ、またフィジカルの強さを存分に発揮する韓国ですが、バーレーンはスティールからの速攻などで粘り強く追いかけます。
しかし後半16分18-17と1点差の場面でタイムアウトをとった韓国は、ここから態勢を整えて得点を積み上げると、そのまま試合終了までリードを守り切り、27-23で勝利しました。開催国の韓国は女子とともに決勝に進みます。
7mTを獲得して雄たけびをあげる韓国・朴重奎
韓国とカタールが金メダルをかけて戦う決勝戦は、10月2日18時からスタートです。
詳しい日程や結果などは日本協会ホームページ、または大会ホームページよりご確認ください。
日本協会ホームページhttp://www.handball.jp/games/2014/asian_games/2014asian_games17th.html
大会ホームページ
http://www.incheon2014ag.org/index