rss
スポーツイベント・ハンドボール編集部
スポーツイベント・ハンドボール編集部スタッフが取材のこぼれ話などをつづります
  • Home  » 
    • 編集部ブログ
     » 
    • 終了間際の失点でバーレーンに惜敗 日本男子代表親善試合

2018年1月15日

終了間際の失点でバーレーンに惜敗 日本男子代表親善試合

今月18日から開幕する第18回アジア男子選手権(韓国)。大会に向けて準備を進める日本男子代表が、13日に東京・アリーナ立川立飛でバーレーン代表との親善試合に臨みました。バーレーンとは昨年末の国際大会で対戦し、22-37と大差をつけられました。アジア選手権に向けて弾みをつけたい日本は、ホームの声援を背に勝利を狙いました。

日本のスタートメンバーは、フランスでプレーする土井、日本選手権MVPの元木を両サイド、197cmの玉川をポストに置き、バックプレーヤーは左からキャプテンの信太、東江、徳田が入りました。DFは6:0DFを敷き、笠原(197cm)が玉川とコンビを組んで中央を守ります。GKはコンディションに不安を抱える木村ではなく、ベテランの甲斐を起用しました。

 

立ち上がり、ポストに2本連続でパスをとおされますが、GK甲斐が思い切りのいい飛び出しで連続セーブ。その後も立て続けにサイドシュートを止めるなど、監督の起用に応える見事なセーブで会場を盛り上げました。

しかし、攻撃陣のテンポが悪く、なかなか得点数を伸ばせません。打開を図ろうと7人攻撃を仕掛けますが、ミスから無人のゴールにシュートを入れられるシーンが2度もあり、前半は8-10と劣勢で終えました。

前半は苦しい内容だったがGK甲斐の好守で踏みとどまった

前半は苦しい内容だったがGK甲斐の好守で踏みとどまった

 

1500人のファンが見守る中で負けられない日本は、粘り強い守りでじわりじわりと追い上げます。後半3分、GK佐々木の7mTセーブで雰囲気を一転させると、2枚目に入った徳田らが積極的なけん制で相手のリズムを崩します。
徐々にエンジンが掛かってきた攻撃では10分、13分に2度の2連取で15-15の同点に追いつきます。さらに途中出場の門山のカットインなど4連続得点で残り4分を切って20-17と試合をひっくり返しました。

7mT獲得、カットインと短い時間でも効果的なプレーを見せた門山

7mT獲得、カットインと短い時間でも効果的なプレーを見せた門山

 

 

1点を返されて残り時間は2分少々。追加点を狙った日本は素早いパス回しから渡部へスカイパスがとおりゴールネットを揺らしましたが、ラインクロスの判定で惜しくもノーゴール。絶好のチャンスを逃した日本は、勝利への執念を見せるバーレーンの勢いに押され、7mT、ミドルシュートで同点に追いつかれます。

残り35秒で日本はタイムアウトを請求。直後の攻撃で流れの中から宮﨑がノーマークになりましたが、これを決め切れず。逆に残り3秒、フリースローからステップシュートを叩き込まれ、20-21でタイムアップとなりました。

観客からは拍手が送られたものの、無情な幕切れに肩を落とす日本セブン。
2週間前の試合から失点数を大きく減らしたものの、終盤の試合運びやシュート精度に課題を残した試合となりました。

 

▽国際親善試合
バーレーン 21(10-8、11-12)20 日本
【日本の得点者】6点:徳田、3点:成田、2点:宮﨑、信太、1点:小賀野、部井久、渡部、土井、元木、東江、門山

終盤の失速で白星を逃しうつむく日本セブン

終盤の失速で白星を逃しうつむく日本セブン

 

ダグル・シグルドソン監督は「結果には少々ガッカリしているが、いいスピリット、いいプレーを見せられたと思う。(アジア選手権に向けて)コンディションを上げていきたい。(アジア選手権の対戦相手とは)差は大きくないので、小さなことが勝敗を分ける」と本番に向けて気持ちを切り替えました。また、「(7月の日韓定期戦で)韓国といいゲームができたのはファンのおかげ。今回も会場の雰囲気がよかったので、いいゲームができた。これからもサポートしてほしい」とファンへの感謝の言葉を述べました。

キャプテンの信太は「とくに前半が課題の残るゲームだったが、後半は練習してきたことが出せた。後半のような戦いを、立ち上がりから出せるように修正していきたい。代表戦は勝つことが大事。アジア選手権では1点差でも勝ち切れるようにしていきたい」と気を引き締めました。

 

日本代表はこのあと韓国に渡り、アジア選手権に臨みます。1次リーグは18日にウズベキスタン、20日にイランと対戦。上位2ヵ国に入ると2次リーグ(22~24日)に進みます。今回のアジア選手権では上位4ヵ国に世界選手権への出場権が与えられます。王者カタールを筆頭に、今回敗れたバーレーン、地元韓国などライバルは多いですが、2大会連続の世界行きをめざして戦います。

日本代表のメンバーはこちら

 

【大会日程】

▽1次リーグ(日本戦のみ)
1月18日19:00~ 対ウズベキスタン
1月20日17:00~ 対イラン

▽2次リーグ
1月22~24日

▽準決勝
1月26日

▽決勝、3位決定戦
1月28日(大会最終日)

 

【1次リーグ組み合わせ】
A組:日本、イラン、ウズベキスタン
B組:バーレーン、オマーン、オーストラリア
C組:韓国、UAE、インド、バングラデシュ
D組:カタール、サウジアラビア、中国、ニュージーランド


カテゴリー: 日本代表
▶コメント » 0

Comments are closed.