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2018年7月2日

ブラジルに連敗喫し勝利ならず 国際親善試合結果

6月29、30日、日本男子代表「彗星JAPAN」が来日したブラジル男子代表と東京・大田区立大森スポーツセンターで2試合戦い、31-32、29-31と連敗を喫しました。

 

パンアメリカン選手権(6月16~24日、グリーンランド)で準優勝だったブラジルは、2019年の世界選手権行きを決めたあと、主軸のサントス、シウッファ、トレドら半数以上のメンバーがそのまま来日しました。

日本代表は6月に入ってからすでに親善試合を3試合(ドイツと2試合、韓国と1試合)戦っており、いずれも敗戦。この試合では勝利という結果が求められました。

シグルドソン監督は、攻守のバランスを整えたメンバーで第1戦に臨みました。韓国戦から引き続き右サイドが本職の渡部を右バックに起用し、そのまま右の2枚目のDFへ。センターに東江、左バックに売り出し中の吉野、ポストには小室、右サイドに元木が入り、そして左サイドにはケガでベンチを外れた土井に代わって若手の杉岡が抜擢されました。DFでは成田、笠原のコンビが中央を、徐々に国際基準のシュートに対応できてきたGK坂井がゴールを守りました。第2戦では渡部の代わりにベテランの高智がスタートから起用されました。

センターに入りOFをコントロールした日本・東江

センターに入りOFをコントロールした日本・東江

 

 

直近の対戦(2017年の世界選手権)では日本が敗れているものの、スコアは24-27と接戦だったように、今回の2試合も終盤まで東江らを中心にシーソーゲームを繰り広げました。しかし、第1戦は終了間際に強引なポストプレー、第2戦は残り50秒を切った場面でカットインをブラジルに決められ、勝利を逃す結果に。とくに第2戦は後半11分に4連続得点で5点リード(24-19)を奪いましたが、イージーなOFミスから失点するパターンを繰り返して逆転負け。勝機は充分あっただけに、悔しい2連敗となりました。

ブラジルは右サイドの優位性を最後まで保ったのが勝因に(写真はアッキバルス)

ブラジルは右サイドの優位性を最後まで保ったのが勝因に(写真はアッキバルス)

 

チャンスはあっただけに白星を逃して肩を落とす日本セブン

チャンスはあっただけに白星を逃して肩を落とす日本セブン

 

相手DFに対してサイド、ポストの動きを起点に全員が連動して得点を重ねたり、部井久をトップに据えた5:1DFが機能。代表経験の浅い杉岡、吉野、坂井らが持ち味を出すなど、チームとしても個人としても成長が感じられましたが、それが結果につながらず、苦しい状況が続いています。

6月の5試合をケガのため欠場したGK木村、長身の玉川(ともに大崎)が復帰する予定のアジア大会まであと1ヵ月ほど。限られた時間の中で、目標のメダル獲得に向けて、どのようにチーム力を上げていくのか。彗星JAPANが1つの正念場を迎えています。

 

 

【国際親善試合結果】
・第1戦(6月29日)
ブラジル 32(16-13、16-18)31 日本

〈日本の得点者〉5点:東江、4点:徳田、渡部、3点:部井久、元木、吉野、2点:酒井、笠原、小室、門山、1点:成田

・第2戦(6月30日)
ブラジル 31(16-15、15-14)29 日本

〈日本の得点者〉5点:杉岡、元木、4点:吉野、東江、3点:門山、2点:成田、小室、1点:部井久、徳田、渡部、高智

 

親善試合に臨んだメンバーはこちら


カテゴリー: 日本代表
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