2018年7月11日
7月10日、神奈川県ハンドボール協会が桐蔭横浜大で、第3回アスリート育成指導者講習会を開催しました。今回はノルウェーで活躍する内林絵美選手と、ノルウェー代表経験もあるGKトゥーネ・ヴォルナー選手の2人を招き、「GK」に特化した講習会を行ないました。
講習会は平日の夜でしたが、多くの中高生、指導者が参加。ノルウェーリーグやドイツリーグなどでもプレーし、経験豊富なヴォルナー選手が、ヨーロッパ仕込みのトレーニングを紹介しました。
基本姿勢をキープしたままボールを手足で扱ったり、メディシンボールやコーンを使ったメニューなどの1人でできるトレーニングから、複数のポジションからのシュートを止める複合的なトレーニングまで、幅広い内容に。「構えはボクシングのようにしてみよう」、「(ハイコーナーなど)届かないところのシュートには前に出ず1歩下がるか、細かなステップを踏むことが大切」、「リアクションのキーピングではなく、相手にシュートコースを限定させるような位置取りを」などのアドバイスがありました。
カットインに対しての動きでは、ヴォルナー選手がお手本を見せ、軽やかなステップからのキービングを披露し、参加者から自然と拍手が起きるほどの見事なプレーでした。
会場からは「初めてのトレーニングばかりで、自分に足りないものがわかりました。位置取りなどここで学んだことを、これからに活かしていきたいです」、「ヨーロッパのトップ選手の考え方など、いろいろなことが参考になりました」という声が聞かれ、参加者たちは普段とは違ったトレーニングに大きな刺激を受けているようすでした。
なかなか見る機会のないヨーロッパのGKトレーニングに、指導者陣も参考になった部分は多かったことでしょう。内林選手も「私もGKのトレーニングにかんしては、ノルウェーで学んだことが多いです。代表クラスのGKが何人もいるノルウェーのレベルの高さに納得できました。今回、彼女に来てもらってすごくよかったです」と充実した表情で講習会の感想を話しました。