2019年12月28日
12月24日から広島で開催されている第71回日本選手権大会・女子の部は、いよいよクライマックス。本日28日の15時より決勝戦が行なわれます。その舞台へと勝ち進んだのは北國銀行と大体大でした。
8大会連続の決勝進出となった北國は、2015年以来となる優勝を狙います。
前回大会の決勝と同じ顔合わせとなったソニーセミコンダクタマニュファクチャリングとの準決勝は、相手GKで日本代表・飛田の好セーブに苦しんだこともあり、前半は思うように相手を突き放すことができませでした(13-10)。
それでも、昨年の決勝で大量得点を許した金茶榮を好きにさせず、彼女からの失点を抑えると、後半中盤には大山、河田で4連打を決めるなど完全に主導権を握りました。終わってみれば27-19の快勝を収めました。
対する大体大は、現在、全日本インカレ7連覇中と学生界で敵なし。
そんな学生女王は初戦(2回戦)から日本リーグ勢を次々と撃破してここまで勝ち残りました。準決勝では飛騨高山ブラックブルズ岐阜と激突。立ち上がりこそDFが機能せず相手に先行を許しましたが、早い段階で立て直し、前半終わって18-13と優位に立ちます。
後半も相手に崩される場面があったものの、セーフティーリードを保ったまま試合を進め、33-26で初めて決勝へと駒を進めました。
日本代表・おりひめジャパンのメンバーを多数擁し、現在、日本トップクラスの北國に対して、学生女王がどのような戦いぶりを見せられるかが最大の焦点。
大体大の楠本監督は、「60分間なにもできないで終わったということがないようにしたい」と、チャレンジャーとしてしっかり準備をして試合に臨む意気込みを語りました。北國としては、大体大の卒業生も多いだけに、恥ずかしい試合はできないはず。絶対に負けられない試合と言っていいでしょう。
決勝戦は15時にスローオフ。27日の準決勝と同様に、28日の決勝も日本協会公式YouTubeチャンネルでインターネットライブ中継されます。詳細は日本協会HPでご確認ください。