2015年2月24日
男子よりひと足早く、2月22日(日)にレギュラーシーズンを終えた女子の日本リーグ。
レギュラーシーズン18戦全勝という偉業を成し遂げた北國銀行、昨年末の全日本総合に続き4連覇のかかるオムロン、リーグ戦で上位2チームと僅差の戦いを演じた広島メイプルレッズ、多くのルーキーがリーグ戦で経験を積んだソニーセミコンダクタの上位4チームのプレーオフ進出が決定しています。
プレーオフは、今週末の2月28日(土)、3月1日(日)に石川県小松市・小松総合体育館にて開催されます。アジア女子選手権の日程が変更になった関係で、今回は32大会ぶりに男女別開催となりました。
2月23日(月)、大会に先立って東京・岸記念体育会館で監督、選手合わせて8人が参加した記者発表会が行なわれ、レギュラーシーズンを振り返り、プレーオフに向けて意気込みを語りました。
それぞれのコメントは以下のとおりです。
レギュラーシーズン1位 北國銀行(18勝)
荷川取義浩監督
大きなケガをする選手がおらず、いい流れを保ってリーグ戦を終えることができた。最終戦のオムロン戦では55分間相手に流れをつかまれたが、最後の5分、粘って勝てたことはプレーオフに向けた自信になる。今シーズンの最優秀選手賞に選ばれた横嶋(彩)らを中心に、プレーオフでも北國のよさを出していくつもりだ。
横嶋かおる選手
地元開催のプレーオフは私たちにとって最高の舞台。粘り強いプレーでしっかりと勝ち切って、いつも支えてくれている地元の人たちに恩返しをしたい。
レギュラーシーズン 2位オムロン(14勝3敗)
黄慶泳ヘッドコーチ
今シーズンは『チェンジ オブ マインド』という言葉を大切にやってきた。大黒柱の石立が抜けた穴を若手がしっかりと埋めて戦ってくれたのでこの順位を保つことができた。うまくいく試合、よくない試合、どちらも経験したが、どちらの試合でもしっかり次のステップを見据えられる選手たちなので、プレーオフではオムロンの魅力を全面に出して戦いたい。
藤井紫緒選手
しっかりとリーグ戦での課題や反省を克服し、シーズンの集大成だと思って戦いたい。最後まであきらめない姿勢でスタッフと仲間を信じて1点差でも勝ち切る。
レギュラーシーズン3位 広島メイプルレッズ(13勝5敗)
呉成玉監督
1人ひとりはよくがんばっているけれど、ケガ人が出て結果につながらない時もあった。リーグ前もそうだけれど、プレーオフに向けてもしっかりと戦う準備はしている。1人の力で勝つチームではないから、全体の力を高め、とくに走力をつけてプレーオフに臨みたい。
毛利久美選手
今シーズン三重バイオレットアイリスから移籍し、プレーオフは初めて。自分のやるべきことをやるのはもちろん、リーグ戦の課題や反省を活かして、そして、監督を信じて戦う。
レギュラーシーズン4位 ソニーセミコンダクタ(9勝9敗)
小薮憲次監督
上位に勝ててはいないけれどプレーオフの一戦にかける。最初若手がうまくかみ合わなかったけれど、どんどんよくなっている。全日本総合のオムロン戦では負けはしたものの、食らいついていった姿はとてもよかった。アウェイという環境だが、そういう姿勢を出して戦いたい。
儀間晴香選手
準決勝で1位の北國と戦えるというのはいい機会。チャレンジャーの気持ちを忘れず戦いたい。あきらめない姿勢はもちろんのことベンチのメンバーも含めた戦いを見せたい。
大会日程
2月28日(土)
13:10~
準決勝1 北國銀行-ソニーセミコンダクタ
15:40~
準決勝2 オムロン-広島メイプルレッズ
3月1日(日)
13:15~
決勝 準決勝1の勝者-準決勝2の勝者
女子7チームの頂点に立つのはどのチームか。ホームゲームとなる北國銀行を筆頭に、激しい優勝争いが展開されることでしょう。
女子のプレーオフの全試合はインターネット中継されます。詳細は後日追って発表されるようです。日本のトップの戦いをお見逃しなく!
2/26追記
インターネット中継のURLはこちらになります。
http://univ-sports.tv/static_pages/view/hb_2015/
また、このプレーオフで優勝したチームは4月16~19日に大分県別府市・べっぷアリーナで開催される東アジアクラブ選手権へ出場します。さらに今回、日本は開催国ということでもう1チームの参加が認められていますが、そのチームについては日本協会の推薦で後日決定される予定です。
プレーオフの詳しい情報などは日本ハンドボールリーグのホームページからご確認ください。
日本ハンドボールリーグホームページ
http://www.jhl.handball.jp/index.html